肛門疾患(痔)について
担当医:副院長 江嵜 秀和
診療時間表
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~12:00 | / | / | / | / | / | ● | / |
13:30~15:30 | ● | ● | ★ | ● | ● | / | / |
★…13:30~15:00
こんな症状はありませんか?
- 肛門が痛い
- 便やティッシュに1回でも血がついた
- 肛門がはれている
- 肛門にしこりがある
- 肛門から膿(うみ)が出ている
- 肛門周囲にかゆみがある
- 粘液が付着する
このような症状があれば検査が必要です。
痔の種類
痔には大きく分けて「いぼ痔(痔核)」、「切れ痔(裂肛)」、「あな痔(痔ろう)」に分けられます。それぞれの症状も治療方法も異なります。
いぼ痔(痔核)
おしりの血行が悪くなり、血管の一部がこぶ状になった状態です。
内痔核 | 肛門よりも大腸の側にできた痔核。 症状が進むと肛門から痔核がはみ出てきます。 |
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外痔核 | 肛門の出口に痔核が出ているもの。激しい痛みを伴います。 |
切れ痔(裂肛)
肛門の皮膚が切れたり裂けたりした状態です。
便秘や下痢などが原因になります。若い方、女性に多い疾患です。
慢性的に繰り返すと狭窄(肛門が狭くなる)の原因になりますので、便の性状の調整・肛門の清潔・軟膏治療を行っていきます。
このような治療を行っても効果ない場合は括約筋切開術などの手術を行います。
あな痔(痔ろう)
肛門の周りに膿がたまって、外に流れ出るろう管(トンネル)が出来た状態です。
自然治癒することはまれです。長年放置すると、痔瘻癌が発生する可能性があるため手術治療が勧められています。
当院では単純な皮下痔瘻・低位筋間痔瘻は状態に合わせて開放術式・シートン法(ゴム法)・肛門括約筋温存手術などを行っています。
痔の予防のために
①おしりを清潔に
毎排便後には、丁寧におしりの清潔を保つようにしましょう。
②毎日の入浴
肛門の血行をよくするため、シャワーだけでなく、なるべくお湯に浸かるようにしましょう
③快便
便意を感じたらすぐにトイレへ。便秘、下痢は肛門の負担になります。
また、りきみは肛門のうっ血と出血の原因となるので、注意してください。
④アルコール、刺激物はほどほどに
アルコールと辛い刺激物は肛門を刺激するため控えめに。
⑤恥ずかしがらずに医療機関へ
症状があれば恥ずかしがらずすぐに受診してください。
隠れている癌の早期発見にもなります。